散居村とは、家のまわりで水田を耕し、約100mほど離れ、家々が分散している散村のことです。

砺波平野は、庄川扇状地を中心とし、水量の豊富なところです。しかし、扇状地は水が地下へ浸透しやすく、水田耕作には、水管理がとても大変です。1日数回、水田の水門を開閉するために、家々のまわりに水田を確保した様です。

砺波平野のほかにも散居村はたくさんあり、全国散居村サミットが開催されています。
加盟七自治体(北海道栗沢町、岩手県胆沢町、山形県飯豊町、静岡県大井川町、富山県入善町、富山県砺波市、島根県斐川町)
そして、それぞれ砺波平野とは違った特徴を持っています。

ここでは、日本三大散居村と呼ばれる散居村をご紹介します。
日本三大散居村:

・砺波平野(富山県)
・出雲平野(島根県)
・胆沢平野(岩手県)






出雲平野:
出雲平野では屋敷林は「築地松(ついじまつ)」と呼ばれています。
砺波平野の屋敷林と同じく、吹き付ける季節風から家を守るほかに、洪水に備えるため、屋敷を高くし、家の周りに土居(築地)を築き、それを強化するために樹木を植えたといわれています。また、「築地松」と呼ばれるように、主に植えられる樹木は松です。

<出雲平野の散居村>
<築地松>

胆沢平野:
砺波平野と同じく扇状地(胆沢扇状地)で屋敷林があり、胆沢平野では屋敷林を「エグネ」と呼びます。植えられる樹木も、砺波平野同様杉が中心です。
その景観は「続日本紀」の中で「水陸万頃(すいりくばんけい)」(水と大地が非常に豊かだということ)というように記されるほどです。

<胆沢平野の散居村>
<エグネ>